30日の物語最終回が近づくNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で22日、東京から故郷の沖縄北部・やんばるへの一家移住を決めたヒロイン・暢子(黒島結菜)の演出が視聴者の目を引いた。
決意を固めた暢子は、母優子(仲間由紀恵)が耕作するやんばるの畑で作物を手に立ち尽くす。画面は四方からカメラが暢子に寄せるズームショット。「ちむどんどんが止まらない」とつぶやくと、回想シーンへ。ゆうたりした音楽…。
これが連想させるのは1939年の大作ハリウッド映画「風と共に去りぬ」のラストシーン。南北戦争ですべてを失い、いけすかない夫レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)にも愛想をつかされたヒロイン、スカーレット・オハラ(ビビアン・リー)は「タラがある。明日は明日の風が吹く」と生まれ育った大農園での出直しを誓う。カメラは大地に立つスカーレットの後ろ姿をズームで引き、4時間弱の映画は「THE END」となる。
SNSでは「風と共に去りぬのエンディングだ!」「風と共に去りぬのフィナーレ風」「オマージュ?」、果ては「パクリ?」などと指摘の投稿が続いた。
美貌を備えたスカーレットは気の強い自己中心的な女性風に描かれた。暢子も気丈タイプ。スカーレットが愛するアシュレーに受け入れられなかったのに対し、暢子は一度諦めた和彦を恋人から離別させ、妻の座におさまる。「自己中」などと視聴者からの批判も絶えなかった暢子。歴史に残るスカーレットに比すべきヒロイン像なのか…。












