桂文枝の弟子で作家の夏川立也氏が「『働きながら発達障害と付き合う方法』を聞いてみました」(日本実業出版社)を先日、出版した。同書は心療内科医との共著で、「『薬に頼らず、うつを治す方法』を聞いてみました」の続編だ。夏川氏は心療内科の世界を「闇」とバッサリと斬った。
夏川氏は京都大学工学部在学中に桂三枝(現在の文枝)に入門した。
「落語家さんの弟子とは別の枠で、師匠が『お笑い維新塾』というのを作ったので、そこに応募しました。ほかに幹てつやとか、後輩にかつみ(ハート)さゆりのさゆりとかいますね」
当時の三枝は超売れっ子で、最も忙しかった時期だ。
「レギュラーだけで20本くらいあったんちゃいますかね? 毎日2~3本、大阪だけじゃなく東京にもあった。大阪のテレビの打ち合わせは、新大阪―東京間の新幹線の中でやってましたから。担当者は東京に着いたら、そのまま大阪に帰っていくんです」
その後は芸人、講演講師、文筆家など、多方面で活躍している夏川氏。今回出版した「『働きながら発達障害と付き合う方法』を聞いてみました」は、精神科医、心療内科医のボーボット・メディカル・クリニック亀広聡院長との共著で、2020年に出版した「『薬に頼らず、うつを治す方法』を聞いてみました」の続編に当たる。
今回は、うつ病から発達障害にテーマを変えて続編を出版した。
「うつになるのは、発達障害が原因ということが多いらしいんです。ただ発達障害は、まだ分かっていないことが多い。子供のころ“発達障害っぽいけど”と言われるだけで、ちゃんと発達障害と診断されず、そのまま大人になるケースが10~20%くらいある。そうなったら障害じゃなく、うまく付き合っていく必要がある。そういうことを分かりやすく書いたつもりです」
夏川氏は亀広氏と高校の同級生。一緒に「うつ」「発達障害」に関する本を出す中で分かったことは、心療内科の世界は「闇ですね」。
その理由は「亀広さんは『“うつっぽい”とうつ病は違う』と言うんです。でも精神科では、うつ病にしか効かない抗うつ薬を、“うつっぽい”と言う患者に出す医者が多いらしい。例えば胃が痛いと言っても、胃痛、胃潰瘍、胃がんといろいろある。それなのに同じ胃腸薬を出すようなことが、精神科ではまかり通っているんです」と言い切った。
亀広氏はうつ病の治療に薬を使わないという。夏川氏は「10年間に千何百人も診て、再発率は0%なんですよ。彼は薬を使わないんで、干されてるんです。今の医療界は、製薬会社に嫌われたらお医者さんはダメらしいんです。製薬会社がもうからないから。中には『自分は、薬は飲まない』と堂々と言い切る医者もいるくらい。飲まない理由? 体に悪いんじゃないですか(笑い)」と話した。












