慢心はない。大相撲秋場所9日目(19日、東京・両国国技館)、元大関の幕下朝乃山(28=高砂)が幕下湘南乃海(24=高田川)を力強く寄り切って無傷の5連勝。取組後は今場所初めて取材に応じなかった。

 全勝対決となった一番はこの日も客席から大きな拍手を浴びた元大関が圧倒した。6場所出場停止処分から約1年2か月ぶりに復帰した7月の名古屋場所で三段目優勝。今場所は東幕下15枚目に番付を上げた。2場所連続全勝Vなら11月の九州場所で再十両も見えてくる。

 復帰2場所目を迎えたが、朝乃山は「気持ち的に余裕はない。一日一番持ち味を精いっぱい出しきってやっている」と話していたように平常心を貫いている。残り2番に集中して関取復帰を実現させるつもりだ。