世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に取り組む全国霊感商法対策弁護士連絡会が16日、都内で集会を行い、文科大臣に旧統一教会に対する解散命令を求める声明を採択した。

 集会には有田芳生前参院議員が出席し「安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけにして問題が浮上している。5年10年経った時に『何もなかったね』にしてはいけない」と今こそ旧統一教会対策をするべきだと訴えた。

 また、元信者で専業主婦のAさんが旧統一教会の勧誘の実態を証言。2010年に勧誘を受けたAさんは「玄関先で掃除をしていたら65歳くらいの明るくて品のある夫人から『家系に興味はないか』と聞かれました。話しやすい方で話を聞いてしまいました」と振り返った。

 この夫人は旧統一教会の名前は出さず「家系を学ぶカルチャーセンターから来た」と曖昧に話していたという。Aさんは結局、家系図に関する講演会に行くことになり、そこで四柱推命を使った鑑定を受けることになった。

「家族の生年月日を聞かれて、運勢を鑑定してもらったら長男に悪い影響が出やすいと。その時は10月だったのですが、翌年の1月までになんとかしないと長男の命に関わると、ある意味脅されました」(Aさん)

 そこから先祖供養が必要だということで家系図を勉強するために会合に通うことになり、いつしか自身も勧誘する側になるほどになってしまったという。

 勧誘の際は「統一教会」とは名乗らないよう指示されていた。しかし、15年に名称変更が日本で認められ「今度は堂々と名乗れるから家庭連合と言いなさいとなりました」(同)。勧誘のノルマが達成できないと、反省文を書かされるだけでなく、教祖の文鮮明氏の肖像画に向かって何百回も礼拝する罰があったとも明かした。

 Aさんは当時を振り返り「怒りと情けなさがある」と悔やんだ。