同じ失敗は繰り返さない。大相撲名古屋場所2日目(11日、愛知県体育館)、連覇を狙う横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)は幕内霧馬山(26=陸奥)を下して初白星を手にした。

 頭を着けて食い下がる相手を半身でしのぎ、右で抱えて起こす。さらに左を差して胸を合わせ、最後は寄り切って1分を越える熱戦を制した。

 連敗を阻止した横綱は取組後、取材に応じることなく帰路に就いた。土俵下の佐渡ヶ嶽審判長(元関脇琴ノ若)は「うまく落ち着いて相撲を取っているように見えた。昨日と同じ負け方をしないように工夫をしていた相撲だったと思う」とうなずいた。

 この日は大関御嶽海(出羽海)、小結の豊昇龍(立浪)と阿炎(錣山)が敗れ、早くも三役以上の全勝が消滅。先場所と同様の展開だが、同審判長は「まだ2日目。どういうふうになるのか明日、あさって以降の取組で気持ちを切り替えられたらいい相撲が取れるんじゃないか。また盛り上がってくると思う」と語った。

 上位陣の元気な姿が見たいところだが、果たして…。