ボクシングの世界バンタム級3団体統一戦(7日、さいたまスーパーアリーナ)でノニト・ドネア(フィリピン)に勝利した井上尚弥(29=大橋)が〝世界最強〟を手にすると、米メディア「ESPN」が伝えた。

 同メディアは、井上が2回TKOで勝利した試合を詳細に報道。井上が熱望するバンタム級4団体統一戦にも言及した上で「将来、殿堂入りするドネアと2度目の対戦でTKOした〝モンスター〟がいまやパウンド・フォー・パウンド(PFP)のキングになることに疑いの余地はない」と指摘した。

 米誌「リング」が選定しているPFPとは体重差がないと仮定した場合の世界最強ランキングのこと。現時点で1位は世界ヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(35=ウクライナ)で井上は3位にランクインしているが、今後のランキングで井上が自身初のPFPで1位になるのは間違いないようだ。

 また英紙「サン」は、井上がドネアをマットに沈めた左フックについて「モンスターブロー」と紹介し「井上がしめくくった厄介な左フック。ドネアの頭はまだ回転しているに違いない」と報じた。スペイン紙「マルカ」も「井上は素晴らしいボクサーであり、この階級では珍しいパンチを持っている。彼は間違いなく世界で〝最高の戦闘機〟と見なすことができる」とたたえていた。