新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、いよいよ今夏の東京五輪・パラリンピック大会への不安感が高まってきた。国際オリンピック委員会(IOC)の委員が「中止の判断期限は5月下旬」などと発言して大波紋。関係者は否定しているものの、このまま終息しなければ中止も現実味を帯びてくる。そんな中、かねて本紙紙面で東京五輪開催に警鐘を鳴らしていた霊能者がいる。山口彩氏(年齢非公表)だ。今回も、五輪を開催するなという“ミエナイ世界”からのメッセージなのか。同氏にその理由と終息時期について改めて話を聞いた――。

 7月24日の開幕まで5か月を切ったこの時期に、新型コロナウイルスの世界的流行は、五輪関係者も寝耳に水だったに違いない。さらにIOC委員のディック・パウンド氏の「東京五輪中止を検討」「1年延期」という爆弾発言は大波紋。これにはIOCのバッハ会長が「大会成功へすべての準備をしっかりやっていく」と否定すれば、橋本聖子五輪相も先月28日に「(延期は)ありえないと思う」と火消しに躍起となった。

 五輪関係者は「大会組織委員会は運営を任されているだけで、開催可否の権限はIOCにある。そもそもIOCが組織委や東京都と結ぶ開催都市契約には『本大会が2020年中に開催できない場合は中止』と明記してあり、延期は想定されていないんですよ。すでに24年にパリ、28年にはロサンゼルスで決まっており、開催できなければ中止になるでしょう」と言う。

 感染者数と死者数は日を追うごとに増え続け、終息の兆しは見えない。となると、いよいよ中止が現実味を帯びてくる。実は本紙は霊能者・山口氏が東京五輪開催を懸念していることを、2度にわたって伝えていた。

 最初は2017年お正月特別号。前年、リオ五輪が開催されたばかりで、東京五輪に向けて機運が盛り上がりつつあったころだが、山口氏は「非常に憂慮している」とバッサリ。続けて「開催決定後、さまざまなトラブルが起きています。これは決して偶然ではありません。日本を守る神様から『ストップしなさい』というメッセージなんです。それを無視して開催すれば、災難が起こる」と警鐘を鳴らしているのだ。

 そして今年のお正月特別号でも「(東京大会は)本来なら開催してはいけない」と断言したうえで「新国立競技場の当初案の白紙撤回やエンブレムのパクリ問題をはじめ、マラソンと競歩が札幌に変更になるなどトラブル続きです。これは“見えない世界”から『開催するな』と『止め』が入っているというメッセージ」とし「まだマイナスのことは起こりますよ」と伝えた。すると、時を置かずに新型コロナウイルスが広がったのだ。

 ほかにもバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗が事故に巻き込まれたりと、因果関係はともかく、不吉なことが起こりすぎているのは事実。そこで、本紙は改めて山口氏に聞いた。

 ――なぜ東京五輪開催を憂慮するのか

 山口氏:2013年に五輪関係者が「TOKYO」と書かれたプラカードを示して開催が決定した場面がありましたよね。それを霊視すると“遮断線”が入ったんです。

 ――遮断線?

 山口氏:はい。斜めに複数の線がズバズバッと。「やるな!」というネガティブな波動だったので「これは難しいだろうな」と思いました。

 ――新型肺炎の終息はいつ

 山口氏:5月ごろから落ち着き始め7月ごろに終息の兆しが見えます。

 ――では、中止か

 山口氏:本来なら中止した方がいいですが…。

 ――無理やり開催したらどうなる

 山口氏:さまざまな面でさらにマイナスなことが起こる、とだけ指摘しておきます。

 2月某日、山口氏はお稲荷様の総本山「伏見稲荷大社」と、平安時代の陰陽師・安倍晴明がまつられる「晴明神社」などを訪問し、社会の安寧を祈願したが、果たしてどうなるのだろうか。