福島県のいわき平競輪で開催中のGⅠ「第76回日本選手権競輪」の4日目(6日)の11Rゴールデンレーサー賞を走る浅井康太(37=三重)は単騎での戦いとなった。
前検日の指定練習中に落車し「右上腕、肘の擦過傷と左大腿部の打撲」と診断された。入念な準備のもと迎えた大舞台を前に出ハナをくじかれる格好となったが、そこは百戦錬磨の浅井。しのぎ、こらえる術を知っている。
初日11R特選は古性優作(31=大阪)マークから落ち着き払ったコース取りで突き抜けて好スタートを切った。「けっこう厳しいコース取りで落車しかけたけど何とか突っ込めた。選手紹介から感触は悪くなかったので」と気丈に振り返った。初日を制したことで、4日目まで休養期間をつくれたことは大きな追い風となった。
4日目の11Rゴールデンレーサー賞は単騎戦。佐藤慎太郎(45=福島)と大槻寛徳(42=宮城)の北コンビに足場がなく、両者が浅井か清水裕友(27=山口)に付く選択肢があったが「慎太郎さんが『裕友に付くよ』と言いに来てくれました」とのこと。2月静岡記念の準決では浅井―佐藤と連係しており〝仁義を切った〟佐藤の報告を受け入れた。
単騎の浅井はなかなか怖い。2015年のKEIRINグランプリを皮切りに、これまで狙い済ました一撃を各地で決めてきた。準決、決勝へ向けて最高の状態に持っていくためにも、ここは前へ前へと攻め込み、変幻自在な立ち回りでバンクをにぎわす。












