国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長がロシアのスポーツ界から〝辞任勧告〟を突き付けられた。

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、各競技でロシア選手の締め出しが拡大。IOCが国際競技連盟に向けてロシア除外を勧告したことで、この動きが加速している。2日には国際バイアスロン連合(IBU)がIOCの勧告に従い、ロシアとベラルーシの選手の国際大会への出場停止を決定した。

 ロシア紙「スポーツエクスプレス」は五輪のバイアスロン競技で2度の金メダルに輝いた同国のドミトリ・バシリエフ氏の反応を報道。その中でバシリエフ氏は「すべての常識は完全に無視されている。国際連盟では、すべての法律に直接違反する行為が行われている。アスリートは政府の行為に責任を持つことはできない。オリンピック・ムーブメントはこのことを明言している」と主張した。

 さらに同氏は「ロシア選手の出場停止を直接的に求めたトーマス・バッハIOC会長は適性に問題がある。この人たちは丸ごと辞任すべきだ。彼らはその地位にふさわしくない。なぜなら、彼らはなだめるどころか、状況をさらに悪化させるからだ」とバッハ会長らIOC首脳陣の〝総辞職〟を要求。ロシアの締め出しに〝お墨付き〟を与えたIOCには怒り心頭のようだ。