東京・新宿のゴールデン街の入り口にある「新宿ゴールデン街」の看板がリニューアルのため撤去されることが分かった。実に60年ぶりのリニューアルとなる。

 新宿ゴールデン街商店街振興組合によると、現在の看板が老朽化したための工事だという。電球のタマ切れが頻繁に起こり、点灯していない状態が続くこともあった。危険性などに鑑みて、新しくすることになった。撤去後は新宿区の助成を受け、街路灯のLED化の一環として新しいものに付け替えられる。これは街の悲願だったという。

 花園神社側にある看板が2日から、区役所側の看板は7日から撤去される。その後、新設工事へと移行し、22日までにはすべて終える予定だという。蛍光灯が埋め込まれている現在の看板が撤去されると、明かりがなくなるので一時的に暗くなる。

 ゴールデン街常連の男性は「コロナのせいでさびれて維持費を出せないから撤去とかいうネガティブな話じゃなくてよかったです。明るい話題ですよね。あの看板は“ああゴールデン街だな”と思わせる独特の趣があるので寂しいですが、街というものは変わり続けるから面白いんです」と語る。

 昭和の香りを今に伝える懐かしい看板がもうすぐ撤去されてしまうが、それは街の新陳代謝なのだ。