【中国・北京発「支局便り」】北京五輪は、いよいよ20日夜に閉会式を迎える。式典には各国の選手団関係者はもちろん、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(68)も出席予定だ。
バッハ会長は半年前の東京五輪に続いて今大会の開会式でも〝ロングスピーチ〟が話題になり、ネット上では再び「話が長い」「校長先生」といったツッコミが入った。他方、北京では〝交流〟がキーワードの1つになっていたように感じる。
18日の定例会見後、大会組織委員会のスタッフやボランティアに囲まれたバッハ会長は記念品のバッジをボランティアらと交換。また「あなたたちは学生ですか?」「どこの学校に通っているんですか?」と尋ね、しばらく言葉を交わす場面があった。
ボランティアの1人に聞くと「初めてお会いしましたが、とても親切な方だという印象を受けました」と笑顔。「好きなスポーツや今回の五輪の感想などについて聞かれました。バッハ会長との会話はとても親しみやすく、幸せな気持ちになりました」と語った。
振り返れば、バッハ会長は15日にスノーボード女子ハーフパイプ4位の岩渕麗楽(20=バートン)が左手を骨折した状態で出場し、大技に挑む姿を称賛。試合後には記念品の腕時計をプレゼントした。
東京五輪ではボランティアとの交流や選手個人に記念品を渡していなかったはず。むしろ、当時は強行開催の姿勢を海外メディアに「ぼったくり男爵」と切り捨てられ、閉幕直後の〝銀ブラ〟も大きな批判を浴びた。
もちろん新型コロナウイルス禍の状況が異なるため、一概に比較できないが、今回の行動の動機は〝ビッグボス〟の心変わりなのか。それとも居心地のよい開催地だったからなのか…。












