取手競輪場で20日、GⅠ「第37回全日本選抜」が開幕する。2022年、最初のGⅠ戦は異様なまでの注目を集めている。
宿口陽一(37=埼玉)には真価が問われるシリーズになる。S班一年目の滑り出しは気持ちの空回りもあって納得のいくものではない。
表情も「やっぱり経験がないので…。桑原(大志)さんみたいに百戦錬磨の選手だったらいいんでしょうけど」と悩み顔だ。ただしGⅠの皮切りとなる一戦を前に、手応えはつかめた。
「奈良記念でワッキー(脇本雄太)と話す機会があって、その話でいいものを得られた」
輪界の先頭を突っ走る選手からのアドバイスは的確で、かつ重かった。気持ちも入る。
初日特選11Rは吉田拓矢(26=茨城)との連係だ。前を回る考えはなかったか…。「今はないです。それを言える走りを自分はできていない」。平原康多(39=埼玉)に対する態度と同じで、ただ年齢で、戦法でという考えではない。お互いが尊重し合い、ともにやるべきことをやれるか、が重要なのだ。
「勝つチャンスがあるから拓矢の後ろ、とか平原さんの後ろ、とか考えるんじゃないので」
自分の走りを磨き、ラインを生かす。宿口の挑戦は始まったばかりだ。












