国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が、北京五輪で〝オリンピック精神〟を最も体現したアスリートとしてスノーボード女子ビッグエア日本代表で大技に挑戦した岩渕麗楽(20=バートン)を挙げて大絶賛した。
バッハ会長は18日に行われたIOCの定例会見に出席。終盤を迎えた今大会を振り返り「非常に成功裏に行われた冬季大会」と胸を張った。
その上で「オリンピック精神が発揮された大会だ。これまでにないほど強く感じた」と出場選手を高く評価。その最たる例として「岩渕麗楽を(現地で)見た。前日に骨折していたにもかかわらず出場し、最後のジャンプがすばらしかった。観客が息を飲んだ。最後に転倒してしまったが、次の瞬間に何が起きたか。すべての選手が走ってきて彼女を囲み、ハグした。私はこの場面を一生忘れることはない。みんながハグした場面はオリンピック精神が体現されていた」と賛辞の言葉を並べた。岩渕は大技の成功こそならなかったが4位と健闘。試合後にはバッハ会長から記念品が贈呈されていた。
そして今大会に出場した選手たちについて「彼らの得た友情、友愛、満足の気持ち。一番重要な視点はそこ。感謝しているアスリートの数が圧倒的だろう」と強調。選手側にも満足度が高い大会になったと評価した。
バッハ会長から直々に〝MVP〟に指名された岩渕。メダルこそ逃したが、大舞台で強烈な爪跡を残した。












