【ダイエット王子・工藤孝文の痩せる門には福来る】まもなく8月。不安定な気候に悩まされた7月もようやく終わろうとしています。これから暑さも本番となりますが、例年に比べて肌寒い時期が長かったことで、汗も出にくかったりと体がまだ暑さに慣れていない面も。そこで今回は夏にお決まりのあの食材を使って代謝アップを図りましょう!というお話です。

 取り上げる食材はスイカです。皆さん、お好きですよね。夏に多く出回るスイカは体の熱を冷ます作用があるため、夏バテ防止や暑気払いにもってこい。この時期、口に入れる機会が増える果物が体調のバランス維持に役立つなんて、素晴らしいですよね。
 
 注目はスイカに含まれるシトルリンというアミノ酸です。これは血管を拡張させて、新陳代謝を促したり、動脈硬化防止の効果もあります。運動面でも筋肉増強の役割を果たし、運動パフォーマンスを向上させることも知られています。つまり、スイカをウオーキングやランニング、またジムの運動などの前に食べるとさらに運動効果を高めることが可能となるのです。
 
 さらにシトルリンには運動時に生じる疲労の原因物質であるアンモニアを除去する働きもあるため、運動後の筋肉疲労や筋肉痛の軽減にも役立つといわれています。
 
 ここではさらに効果的な食べ方もご紹介しましょう。スイカにきな粉を振りかけて食べると、きな粉に含まれるアルギニンがシトルリンと一緒になることで体内で一酸化窒素を発生させ、血流の改善やさらなる脂肪燃焼効果が期待できます。食べ方としては、特に運動をしない日であれば、夕食時に“きな粉スイカ”を食べれば、代謝がいい状態で眠りにつくこととなり、寝ている間に成長ホルモンが多く分泌され、脂肪燃焼効果が高まります。
 
 スイカは他にも抗酸化作用を持つリコピンやむくみに効くカリウムも含まれるなど、高ビタミン、高ミネラル、低カロリーとまさに食欲の落ちる夏にぴったりの食材です。
 
 何げなく口にしていたスイカの効能に着目し、今年は運動効果をさらに高めましょう。
 
☆くどう・たかふみ=福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、糖尿病などの生活習慣病、漢方・東洋医学・ダイエット治療を専門とし、自身も10か月で25キロの減量に成功した。現在は福岡県みやま市の工藤内科でダイエット外来を含めた地域医療を行う。NHK「あさイチ」「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などテレビ出演、ダイエット・東洋医学に関わる著書多数。最新刊は「医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ」(青春出版社刊)。医師+(いしぷらす)所属。