奈良競輪場の「開設71周年記念春日賞争覇戦」は13日に最終日を行った。レースは石原颯(22=香川)―宮本隼輔(27=山口)の3番手から抜け出した松浦悠士が優勝。2021年12月広島以来、通算14回目のGⅢ制覇を達成した。2着は宮本、3着は6番手から迫った吉田拓矢(26=茨城)。

 松浦後位に柏野智典(43=岡山)―西田雅志(43=広島)が続き、先出の2人とライン5車が結束する規格外の奇策に打って出た中四国作戦が見事に決まった。

「石原君が駆けて宮本君も2角から。だいたいの想定通りで、あとは自分が宮本君を残せるかどうか。ライン3人で決められなかったけど、ワンツーならば良かったです」

 脇本雄太(32=福井)や吉田拓矢(26=茨城)ら一流クラスを粉砕した事実は大きく「(特別とは)内容は変わるでしょうが、今回いい結果が出たし特別戦線でも自分らの競輪ができるかな」と自信を深め胸を張った。

 次走は取手GⅠ「全日本選抜競輪」(2月20~23日)が控える。今年初の特別戦線を前に最高の流れを手繰り寄せた。「今年の目標は年初に『賞金王』と言いましたがグランプリを勝てば自然とつながります。まずは1本目のGⅠを目指して!」。ユウジの今年も勢いは止まりそうにない。