東京都では新型コロナウイルスの新規感染者数が25日、過去最多となる1万2813人になったと発表した。全国でも6万2610人の過去最多感染者数で、オミクロン株が猛威を振るう中、抗原検査キットが品薄状態で争奪戦となっている。
「PCRの検査キットは既に入荷メドはなく、抗原検査キットも今週分はもう取り扱いはありません」と薬局担当者。抗原検査キットは先々週まで販売していたというが、先週から注文が殺到。開店前から行列ができ、入荷してもすぐ売り切れてしまう状態だという。
東京・世田谷区では21日から区民を対象に抗原検査キットの無料配布を始めたが、いずれの会場でも配布時間前に長蛇の列ができ、希望者に行き届かない事態が続いている。区とすれば、安心感をアピールする狙いだったはずが、逆に品薄感があおられる状態で皮肉な結果となってしまっている。
コロナ禍での争奪戦といえば、マスクから始まり、血中酸素濃度を測れるパルスオキシメーター、凝縮した酸素が入っている酸素缶などが品薄となり、価格が高騰したケースが記憶に新しい。抗原検査キットもネット上で販売されているものは、先週から1・5~2倍以上に高騰している。
医療現場でも抗原検査キットが不足しており、岸田文雄首相はメーカー側に検査キットの増産を要請しているが、一度、品薄状態と認識され、買い求める人が殺到している状態となっては、第6波のピーク中に解消されるのは難しいとみられる。
陽性と判明し、ホテル療養している男性は「第5波からこれだけ時間があって、政府は対策してきたというのにまた何をしてんの?って感じ。本当に必要な人が使えるようにならないと」と憤る。いつまで同じことが繰り返されるのか。










