大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の出場全選手インタビューが29日にオンラインで行われ、YA―MANと対戦する〝キック界のドン・ファン〟こと皇治(32)が試合に先駆けピーマンの肉詰めを食べて勝利を宣言した。

 かねて対戦相手のYA―MANを「ピーマン」呼ばわりしてきた皇治は、会見にタッパーを持ち込み。ふたを開けると鶏肉を使ったピーマンの肉詰めが入っていた。「かわいい女の子が作ってくれた」とうそぶく皇治はそれを一口すると「俺、ピーマン苦手やったんですよ。でもちゃんと料理したらめっちゃうまいんすよ。知ってました?」とすごくどうでもいいことを話して会見の出鼻をくじいた。

 今回の大会ではキックボクシングルールは自身の試合のみ。キックの勢いが失われつつある現状を危惧している皇治は「大みそかの一番目立つ舞台に(キックルールで)リングに上がるのは俺とピーマン君なんで。しっかり盛り上げたいですよ。MMAに負けてたらあかんなと。派手な試合をしないとあかんですね」と危機感を口にした。

 対戦相手のYA―MANについては「今年のキックボクシング界で頑張ったと思います。成り上がりという部分ではそういうところ目指して頑張ってるんやろうなと共感することもあるので嫌いじゃないですよ」と評価する。それでも「面白い試合になるんじゃないですか。まだまだ人間的にも格も器も違うのでそれを見せつけたいですね。KOを狙う? もちろん。期待してください」と勝利を誓った。

 また、ともに対戦経験のある那須川天心と武尊が来年6月に対戦することが決まったが「俺は彼らには素直におめでとうと言いたいです」と祝福。一方でこの試合が行われる新たな中立のリングでの試合に名乗りを上げる選手に対して「実現するまで何もせずにピーピー言っていたほかの選手が、決まった瞬間乗っかっているのはあんまりかっこよくないなって思います。俺としてはそれ以上は別に今は何も考えていないですね」とチクリと言い放った。

 最後に来年の抱負を「最高峰の舞台で立ち技を盛り上げたい。RIZINでキックボクシングが消えかけなので盛り上げるために頑張らんといかんなと思うので」。強敵相手に白星で21年を締めくくれるか。負ければ海で泳ぐことを魔裟斗と約束していることを明かしたが、寒中水泳は回避したいところだろう。