これ以上ない褒め言葉だ。レスリングの全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)初日(16日、東京・駒沢体育館)男子フリー97キロ級決勝で、石黒峻士(24=新日本プロレス)がこの階級で初優勝。2017年の92キロ級に続く2階級制覇を果たした。

 準決勝、決勝と技を繰り出し、テクニカルフォールで圧勝。セコンドを務める新日本の永田裕志監督(53)も顔がほころぶ勝ち方だった。日体大グレコローマンへの出稽古と、永田監督の実弟・克彦氏(48)による筋力トレーニングでスタミナもパワーもアップ。「パワーが付いただけではなく、瞬発力強化につながっている」(克彦氏)。重量級ながら、今では100メートルを12秒で走るという。

 重量級のイメージを覆すテクニック、瞬発力に、永田監督は「オーカーンがプロレス大賞で技能賞? 何言ってんの。石黒のレスリングセンス、才能はオーカーンなんてまったく目じゃないよ! オーカーンなんて比べ物になんない!」と天下のグレート―O―カーン様を引き合いに出し、爆弾発言。石黒のレスリングを絶賛した。

 来年9月のアジア大会(杭州)代表の座をつかみ「イランやモンゴルの選手に勝ちたい」と話した石黒。オーカーン様にとっても気になる存在になりそうだ。