1970~80年代に人気を博した英国の過激お笑いユニット「モンティ・パイソン」のメンバーが、監督と声優で再結集――。そんなSFコメディー映画「Absolutely Anything(邦題『ミラクル・ニール!』)」(来春公開)のジャパンプレミアが21日、都内で開催中の「第8回したまちコメディ映画際in台東」で行われた。
 
 同作は、宇宙人から全知全能の力を与えられ、地球の運命を背負わされた教師が、そのパワーを愛犬とのおしゃべりにしか使わなくて…という話。モンティ・パイソンの大ファンという英人気俳優サイモン・ペッグ(45)が主演。愛犬の声担当の故ロビン・ウィリアムズさん(63)にとっては遺作となったことも話題だ。
 
 この日は1000人余りのファンが詰めかけ、会場は大入り。ゲストトークに呼ばれた松尾貴史(55)らマニアのうち、「僕の中では師匠」と仰ぐ関根勤(62)はかつて、同作で監督を務めたテリー・ジョーンズ(73)の別作品に出演している。
 
 英映画「エリック・ザ・バイキング」(1989年)がそれで、関根は「日本から来た奴隷をしごく凶悪なスレイブマスター」という役どころ。だが、なで肩で体も小さく、おまけに童顔なため、現場入りした関根を見た撮影スタッフは、みんなポカンとしていたという。

「船の上に僕と(通訳の)戸田奈津子さん、あとは全員イギリス人。007シリーズのアクション指導者から『むちを早く振れ!』と言われ、テリーからは『セリフは日本語でいい。面白い字幕を勝手につけるから』と…。『用意スタート!』で始めて、テリーはカメラの横でずっと笑ってくれるの。だから緊張しないでできた」

 そんな関根の頑張りもあり、この映画は“最低おバカ映画”として今も語り継がれている。