「ゲゲゲの鬼太郎」ねずみ男役や「美味しんぼ」の海原雄山役で知られる声優の大塚周夫さんが1月15日、虚血性心不全のため死去した。享年85歳。16日、所属する青二プロダクションが公式ホームページで発表した。


 大塚さんはテレビ放送以前のラジオドラマの仕事に携わり、テレビ放送が開始されると役者、海外映画の吹き替えなどで活躍。以後、俳優として多数のテレビドラマに出演。吹き替えではチャールズ・ブロンソンの声などを務めた。

 テレビアニメにも1963年の「鉄腕アトム」から携わっており、「ゲゲゲの鬼太郎」第1作のねずみ男や、「ルパン三世」テレビ第1シリーズの石川五エ門、「美味しんぼ」海原雄山など数々のキャラクターの声を演じてきた。

 息子の大塚明夫も声優で「機動戦士ガンダム0083」のアナベル・ガトー役、「メタルギアソリッド」スネークの声などを務めている。「メタルギアソリッド4」では大塚さんがビックボス、息子の明夫がオールド・スネークと劇中の親子を実際の親子で演じている。