阪神は12日の西武戦(ベルーナ)に1―4で敗れ3連敗。投打に充満する嫌な流れを払拭できないまま西口レオにスイープを許し、交流戦首位の座から転落した。

 守乱、走塁ミス、拙攻――。ジメジメとした梅雨時の湿気もあいまって、不快度指数の高いゲームとなってしまった。初回に森下の11号ソロで幸先よく1点を先制するも、その後は打線がつながらずスコアボードはゼロ行進。3回一死一、二塁では中野が二ゴロ併殺打。4回一死一、二塁の好機もヘルナンデス、木浪が2者連続三振で3アウトチェンジ。試合序盤でゲームの主導権を手放してしまったことが最後まで響いた。

 最大のチャンスは3点のビハインドを追う8回に訪れた。西武の4番手投手・山田の制球の乱れなどを突き、一死満塁の好機をつくると打席には大山。右翼席に陣取った虎党たちのボルテージも最高潮にまで達したが、ここで一走・佐藤輝がまさかの牽制死。貴重なアウトカウントを相手バッテリーにプレゼントすると、大山もイージーな遊ゴロに倒れた。

「糧にして明日以降戦う。それだけですね」。試合後の藤川球児監督(44)は手短な言葉に、ままならぬ思いを込める。先発のデュプランティエは1試合2失策を記録した味方守備の乱れにも足を引っ張られ4回4失点KO。不運な3敗目を喫した。

 攻守でミスが目立ったが「いろいろ言っても一緒ですね。ファンの前で精いっぱいやろうとした結果なので」と藤川監督は選手を個別で非難することは避けた。翌13日からは仙台に移動して楽天との敵地3連戦(楽天モバイル)。現状を打破する何らかのきっかけが、今は喉から手が出るほど欲しい。