日本サッカー協会が26日にレフェリーブリーフィングを開催し、8月19日の柏戦でJ1神戸のMFMF斉藤未月(24)が重傷を負った際に誤審をしたとして研修が科された今村義朗主審の復帰ついて見解を示した。

 斉藤は選手生命を脅かすほどの重傷を負ったが今村主審はノーファウル判定。試合後に神戸のエースFW大迫勇也や三木谷浩史会長が苦言を呈すなど波紋を広げる中、審判委員会は会見を開いて判定を誤審とした上で謝罪した。その際に協会側は、Jリーグの試合を一定期間担当させず、研修期間を設ける方針を示していた。そして9月29日に行われた浦和―横浜FC戦(埼玉)で、今村氏は主審として復帰を果たした。

 この日のレフェリーブリーフィングで、協会の審判マネジャー及びJリーグ担当統括を務める東城穣氏は、今村主審が浦和―横浜FC戦で復帰したことの妥当性について「割り当てに関しては、誰がどう当てたとか、誰だからどう当てたという話は、われわれ側の話なのでここで話すことはない」と明言を避けた。

 一方で、今村主審への研修内容に関しては「われわれとしては、彼に対して研修期間を。これは罰でもないし、サスペンデッド(停止)でもない。そういう中で、いろいろなクリップを使いながら、VAR(の映像)も使いながらディスカッションをしながら、彼とはそういう時間を共有した。われわれとしては、そういう時間を経て決まった。手順を踏んでいる」と約1か月でJ1に復帰した今村主審について経緯などを説明した。

 斉藤の重傷問題はJリーグを揺るがす騒動に発展しただけに、渦中の今村主審の判定には今後も注目が集まりそうだ。