2020年全日本相撲選手権を制し、米プロフットボール(NFL)挑戦を目指す花田秀虎(20=日体大)が、本場で猛アピールを狙っている。

 29日は日体大世田谷キャンパスで行われた今年度のアスレティックデパートメント強化指定選手認定式に出席。3月に日本社会人Xリーグの合同トライアウトを受験したことで話題となった花田は現在「メインは相撲で(練習は)相撲8、アメフト2」と説明し、アメフトではタックルのような練習は取り入れず、ラダートレーニングなどでスピードを強化。「アジリティを上げるような、動きの練習をすることで相撲に対してもいい動きが出ている」と〝二刀流〟の効果を実感している。

 7月には「ワールドゲームズ」(米アラバマ州バーミングハム)重量級、無差別級に出場する。また、現地で滞在するアラバマ大は「NCAA(全米大学体育協会)の1位、2位を争う学校」とした上で「アメフトの練習を見られるかは分からないけど、そういう施設で刺激をもらって帰ってきたい」と興味津々だった。

 花田は「ワールドゲームズを優勝することによって僕の存在をアピールできる」と気合十分。相撲とアメフトの可能性を広げるチャンスを最大限生かすつもりだ。