〝五輪を知る男〟の非常事態にファンから悲鳴が上がっている。

 8日に首都体育館で行われた北京五輪のフィギュアスケート男子シングルショートプログラム(SP)に出場した羽生結弦(27=ANA)は、冒頭の4回転サルコーがまさかの1回転になる痛恨のミス。続く4回転―3回転の連続トーループとトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は何とか着氷させた。

 しかし、95・15点と思うようにスコアを伸ばすことができず、ネット上では「ぬおぉ…4回転サルコー…」「ジャンプが予定通りには出来なかった。あわわわ、、、。」「なかなか厳しいスタートだ」「4回転サルコーがシングルになっちゃったな…」などと落胆の声が漏れている。

 演技後、羽生は「ハマった」とポツリ。4回転サルコーに挑む際、氷の溝足に足が引っかかったとの見方が強い。すると、ネット上では「なんか真央ちゃんのオリンピックを思い出すなー」「氷の溝にはまるとか…オリンピックの真央ちゃん嫌でも思い出しちゃうな」「何年たってもソチの真央ちゃんが忘れられないから、冒頭のジャンプ飛べないの見ると、うってなってしまう……」などと、2014年ソチ五輪の女子SPでジャンプを立て続けに失敗し、16位に沈んだ浅田真央さんを連想させるとの投稿が目立っている。

 一方の宇野昌磨(24=トヨタ自動車)は自己ベストの105・90点をマーク。2人の明暗は分かれた形となった。