北京五輪ノルディックスキー距離女子20キロリレー金メダリストのベロニカ・ステパノワ(21)の〝プーチン礼賛スピーチ〟に世界中から非難の声が殺到している。

 ステパノワは26日に開催された北京五輪メダリストを招待した式典に出席。その場でスピーチを行い、「INOPROスポーツ」などロシアメディアが一斉に報じた。

 ステパノワは「私の目の前でロシアは再び強く、誇りに思い、そして成功した。世界中の誰もに好まれるわけではありません。しかし、私たちは正しい方向に進んでおり、オリンピックで勝ったように、間違いなく勝ちます!」とウクライナ侵攻を称賛した。

 そしてウラジーミル・プーチン大統領にも言及。「今日、私は我が国の大統領からこのような誉れ高い賞を受けたことを非常に誇りに思っています。国旗を高く掲げていただき、ありがとうございます! 私たちは大統領を失望させるようなことはしません。私は約束します!」と礼賛する言葉を並べ、プーチン大統領への忠誠を誓った。

 一方で、同メディアは世界各国からステパノワのスピーチに批判が殺到していると指摘。ツイッターの外国人からのコメントを紹介し「ステパノワはクロスカントリースキーの恥だ! 彼女は一生出場禁止されるべきだ!」「なんて恥ずべきスピーチなんだ」「彼女はばかげている!」といった非難のほか、「彼女は100%洗脳されている」「プーチンは彼に反対する人々を取り締まることで知られているので、アスリートたちは恐れているんだ」とステパノワの身を案じる意見も出ている。

 ロシア人アスリートの本音は果たしてどこにあるのだろうか。