東京パラリンピックに出場する韓国代表選手団が、東京五輪に続き自前の給食センターを開設し、大会期間中の食事をすべて賄うことになった。

 韓国メディア「ニューシス」は「五輪同様に、東京パラリンピックに出場する韓国選手団は障がい者体育会給食支援センターで作ったお弁当で心を強くして決戦に出る」と報じ、その様子を詳しく紹介した。

 東京五輪では1日1食の弁当を配給していたが、東京パラリンピックでは給食支援センターが3食すべて担当。今大会では合計7000個以上の弁当を選手団に供給する予定だ。

 ジョン・ジンワン障がい者体育会長は「私が現役選手の時は外国の料理が口に合わない時も多かったが、今大会は選手たちに会うたびに『ご飯が本当においしい』と言われる」と胸を張った。

 また、パク・チョンヒョン給食支援センター長は「現地(日本)で韓国料理店を運営しているが新型コロナ禍のために、経営が困難になっている同胞の方々を採用した」と飲食業界で苦しむ人々を救済する意義も説明した。

 食材に関しては、日本最大の韓国人食材の販売代理店を介して調達しているという。パク氏は「日本産食材の場合は原産地が確認された食材のみを購入している。食材の搬入時には放射能測定器を使用して、安全な食材の供給に最善を尽くしている」と強調。東京五輪の同センターを開設した際も、福島第一原発事故による放射能汚染のリスクを避ける目的が指摘されていたが、やはり今回も韓国側はナーバスになっているようだ。