【 バドミントン全英OP】奥原 準決勝敗退も「周囲の喜びが私の喜び」

2020年03月16日 16時40分

リオ五輪銅メダルの奥原は東京の金メダルしか見えていない(ロイター)

 バドミントンの全英オープン準決勝で敗退した女子シングルスの奥原希望(25=太陽HD)は、すでに国内ライバル山口茜(22=再春館製薬所)とともに東京五輪出場が確実になっている。

 25歳の誕生日(13日)の準々決勝では昨年8月の世界選手権決勝で完敗したシンドゥ・プサルラ(24=インド)に逆転勝ち。難敵にリベンジを果たしたのは大きな収穫だろう。「私らしい展開が久々にできたんじゃないかな」と振り返ったが、満足するのはまだ早い。最大のターゲットは「東京五輪の金メダル」だからだ。

 実は前回2016年リオ五輪のシングルスで銅メダルを獲得した際、あるギャップを肌で感じたという。奥原は当時をこう回想する。
「私は銅メダルという結果に納得していませんでしたが、地元に帰ってメダルを見せると周囲はみんな喜んでくれた。ふに落ちない自分の気持ちと周囲にすごく温度差を感じました。いやいや、自分はこれで喜んじゃダメって…」

 そこから考え方はさらに変化し、今では「結果として周りが喜ぶなら、それはそれで良いことではないか」と思うようになったという。奥原は「練習もきついし、表彰台に乗っても喜びは一瞬で終わる。じゃあ、いいことって何?って考えたら、やっぱり周りが喜んでくれること。今は周囲の喜びが私の喜びです」と現在の心境を明かす。

 自他ともに歓喜がマックスになるには、金メダル以外にないだろう。