スポーツ界も新型コロナウイルスでパニック

2020年01月30日 16時40分

中国の病院で新型肺炎の患者に対応するため防護服を着た医療従事者ら(ロイター)

 新型コロナウイルスによる肺炎拡大で、中国はおろか世界のスポーツ界で混乱が収まらない。

 影響は中国・武漢市から全土に広がり、2月に同国で予定されていたスポーツイベントが軒並み中止、開催地変更となった。現時点では別掲のサッカーACL、ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選、陸上のアジア室内陸上、2022年北京冬季五輪のテスト大会を兼ねたアルペンスキー男子のワールドカップ(W杯)などで、あらゆる競技、場所に及んでいる。

 国際大会だけに限らない。中国の国内大会も同様で、内モンゴルで開催予定だった全国冬季運動会は延期になり、サッカー国内リーグも2月下旬開幕予定を遅らせる可能性が指摘されている。3月の各種大会についても延期、開催地変更の可能性が高くなっており、中国メディアによると、同国の国家体育総局が各協会に3月末までのスポーツイベントを一時停止させるよう内部で通知を出しているという。

 他国選手も参加する国際イベントなら、なおさらだ。すでに3月下旬に西安で予定されていたレスリングのアジア予選についても世界レスリング連合(UWW)は開催国変更を検討中。カザフスタンが候補に挙がっているという。他競技でも同様の措置が取られる可能性が高い。

 ウイルス制圧のめどが立っていない中で先に手を打っている形だが、世界を巻き込んだ混乱はスポーツ界でも当面続くということ。東京五輪までずるずると…だけは避けたいところだが、どうなるか。