【シモの話】前立腺肥大 コーヒーを減らしハーブティーを飲もう

2021年04月25日 10時00分

ハーブティーはオススメだ(写真はイメージ)

【泌尿器科医・高橋亮 シモの話】一般的には、アルコールやカフェインの摂取は前立腺肥大に関連し、良くないと言われていますが、ビールを飲めば利尿作用があるため、一時的に頻尿になるのは当たり前のことで、病気ではありません。ただ、気をつけたいのは1日の摂取量です。二日酔いになるぐらいの大量の飲酒をすると前立腺の炎症が悪化、血管が充血して前立腺にむくみを生じさせます。1日の量としてはビールなら中びん1本程度、日本酒なら1合程度の適量を心がけましょう。

 また、海外の論文によりますと、コーヒーはカフェインが含まれていることで頻尿を悪化させるものの、逆にハーブティーは頻尿の症状を改善する効果があったとされています。ハーブティーはノンカフェインのものも多いため利尿作用も少なく心配なくお飲みいただけます。たとえば夜寝る前の飲み物としてもオススメですし、抗炎症作用があるともされています。

 ひとまず前立腺肥大を防ぐためには、コーヒーが大好きで一日4~5杯は飲む、なんていう方はコーヒーの量を半分ぐらいに減らして、水やハーブティーなどを飲むようにしたらよろしいのではないでしょうか。

 また飲み物以外ですと、あまり刺激の強い食べ物も良くないとされています。辛いものや刺激物をたくさん食べると前立腺が充血し、尿閉を起こすきっかけになる可能性もあります。日本人の場合は本来、日本料理でもだしをしっかり効かせて素材を味わうという調理法のため、そこまで気にしなくても大丈夫とは思いますが、ランチ時などに七味唐辛子、ワサビ、タバスコなどの香辛料を必要以上に大量に使う方をたまに見かけます。日頃から刺激に慣れてしまうと元に戻すのも大変なため、そこは気を付けましょう。次回は逆に前立腺に良いとされる食べ物に注目してみましょう。

 ☆たかはし・りょう 神奈川県出身。2003年日本医科大学卒業。日本泌尿器科学会指導医・専門医。日本医科大学付属病院嘱託医。ED、早漏、AGAなどをはじめ、前立腺がんなど泌尿器科にまつわる疾患全般を扱う動坂下泌尿器科クリニック(東京・文京区)院長。

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