【痩せる門には福来る】免疫力保持のためにも…深い眠り誘う「ドローイン」

2020年03月25日 10時00分

【ダイエット王子・工藤孝文の痩せる門には福来る】新型コロナウイルスとの闘いでまだまだ気の抜けない日々が続いていますね。皆さん、息切れしていませんか? 今回はダイエット、ウイルス対策両面において大事な睡眠を、より良く取るための方法をお伝えします。

 最近では睡眠不足がもたらす弊害も広く知られてきました。日中においては集中力を欠いて仕事の効率が上がらないことはもちろん、しっかり睡眠を取らないと病気になったり、メンタル的にもストレス過重の状態になったり…。昨今、話題のウイルス対策としても、大事な免疫力保持のためには7時間ほどの睡眠が必要ともいわれています。

 といっても年齢を重ねるにつれて「うまく眠れない」「昔に比べて睡眠が浅くなった」などといった悩みも増えてきます。ただ、肥満の観点からも睡眠時間が7~9時間しっかり取れている人に比べて、5時間以下だと52%、4時間以下では73%も肥満率が高くなるとのデータもあるほど。これには睡眠不足によるストレスなどホルモンの影響でドカ食いのスイッチが入ってしまったり、睡眠時間が短いと体内の消化システムがうまく働かないことも原因として挙がります。

 そこで私がオススメしているのは、腹式呼吸法の「ドローイン」です。呼吸をしながらおなかを引っ込めたり、膨らませたりする作業となります。手順としては①あおむけになってヒザを立てる②息を吐きながら大きくおなかをへこませる③息を吐き切ったら逆に息を吸いながら大きくおなかを膨らませます。目安は寝る前に5セット程度。こうすることでインナーマッスルが鍛えられ、脂肪燃焼につながるとともに、深い眠りを誘う効果があります。

 実際にやってみると、「しっかりとおなかの筋肉が動いているのか…」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方には、辞書などやや重めの書籍をおなかの上に置き、負荷をかけながら呼吸するやり方をオススメしています。書籍がしっかり上下に動いていたらOK。これでおなかをへこませる感覚がつかめたら、座り姿勢や立ち姿勢でもチャレンジしてみてください。

 ドローインは副交感神経を優位にするので、リラックス効果も。お金もかからず、室内でできるため、まさに今の時期にぴったりの健康法です。お試しください。

☆くどう・たかふみ=福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、糖尿病などの生活習慣病、漢方・東洋医学・ダイエット治療を専門とし、自身も10か月で25キロの減量に成功した。現在は福岡県みやま市の工藤内科でダイエット外来を含めた地域医療を行う。NHK「あさイチ」「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などテレビ出演、ダイエット・東洋医学に関わる著書多数。最新刊は「医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ」(青春出版社刊)。医師+(いしぷらす)所属。