公園にヤマカガシ 毒ヘビの見分け方と対処法

2017年08月01日 08時00分

 兵庫県伊丹市の公園で7月29日午後6時ごろ、小学5年の男児(10)がヤマカガシとみられるヘビにかまれ、一時意識不明の重体となった。

 兵庫県警伊丹署によると、男児は公園で友達と遊んでいた際、ヘビに右手首をかまれた。帰宅後に血が止まらなくなり、頭痛を訴えたため、救急車で搬送された。男児は一時は意識不明となったが、現在は意識は回復しているという。

 捕獲されたヤマカガシは、体長約60センチの大きさだった。同暑は公園入り口に「毒ヘビに注意」という紙を張り、周辺住民に注意を呼びかけている。

 ヤマカガシとはどのような毒ヘビなのか。日本蛇族学術研究所が運営するテーマパーク「ジャパンスネークセンター」(群馬県太田市)の担当者は「日本には北海道から九州にかけて8種類のヘビが生息していますが、毒ヘビはヤマカガシとマムシの2種類だけです。マムシのような攻撃的な性格ではありませんが、体を触ったり、つかんだりするとかみ付いてくることがあります。重症の場合、体のあちこちから出血し、数日後に脳内出血で死亡したケースもあります」と話す。

 ヤマカガシはカエルを主食とし、川や池のそばに多く生息するが、都市部の自然の多い公園でも時折見られることがあるという。

 かまれた場合の対処法はあるのか。「かまれたらすぐに患部がはれるマムシと違い、ヤマカガシは血液中に作用し症状が出るのは遅いのが特徴です。一瞬かまれただけではそれほど症状は出ませんが、数秒以上しっかりかまれると重症化する場合もある。どのヘビにかまれたかわからない時は、すぐに病院に行ったほうがいいでしょう」(同担当者)

 夏休みに入り子供が自然の場所に行く機会も多くなるが、毒ヘビの見分け方はあるのか。「ヤマカガシの見た目は地域差があり、関東では赤い斑点があるが、近畿ではくすんだ緑色だったりと素人が見分けるのは難しい。よく分からないヘビを発見しても、とにかく手を出さないようにしましょう」と同担当者は注意喚起した。