参院選(22日公示、7月10日投開票)を前に「news23」(TBS系)で各党党首による討論会が行われ、NHK党の立花孝志党首(54)が、芸能界の裏側を暴露しているガーシーこと東谷義和氏(50)が追及している「ある俳優」の問題を取り上げた。

 9党の国政政党党首が集まった討論会で、賃金を上げる政策を問われた立花氏は「物価高に対応する方法。政治を抜本的に改革、革命していかないといけない」としたうえで、「最も影響があるのがテレビによる情報操作。俳優の悪行を調査もせず、主人公とする連続ドラマを放送しようとしているテレビ局がある。俳優の所属事務所社長が官房副長官に直接会っている写真がネット上にある。そのある俳優の名前は言えません。国民のみなさん、権力者はテレビをコントロールしています。テレビは真実を隠蔽する。ぜひユーチューブをご覧ください」と訴えた。

 俳優名こそ伏せられたが、立花氏は事前に「綾野剛の問題を取り上げる」と予告していた。TBSは綾野を主演としたドラマ「オールドルーキー」を26日から放送を控えており、立花氏は同局にプレッシャーをかけた形だ。

 しかし、この立花氏の発言もある部分がカットされていたという。立花氏は自身のユーチューブ上で「ある俳優の悪行」について、具体的に淫行疑惑について触れたが、カットされていたと明かした。それでも発言の大部分は放送されたとあって「ユーチューブに誘い込む作戦でもあるが、カットされたのは仕方ない。俳優の名前は綾野剛です。ユーチューブで言えるのになぜテレビは言えないのか」と話した。
 
 立花氏はこの日、TBSの前にテレビ朝日系「報道ステーション」(テレビ朝日系)の党首討論に生出演。テレ朝は事前に立花氏に「テーマから逸脱する発言は控えてください。そのような発言があった場合はしかるべく対応をさせていただく」と警告。立花氏が番組内で「政治家の発言に事前に介入するのは恐怖」と抗議し、自ら退場する騒動があった。