NHK党の立花孝志党首(54)が26日、会見し、この3年間で7回にも及んだ党名変更の経緯について話した。

 NHK党は25日に党名を「NHK受信料を支払わない国民を守る党」から「NHK党」に変更。併せて、略称は初めて「NHK」の3文字が認められた。

 3年前の参院選で「NHKから国民を守る党」は国政政党となったが、立花氏は「(当時)NHK党の略称で立候補したいと総務省に申し伝えたが、『(日本放送協会の)NHKを応援していると誤認される恐れがある。(受信料問題に)反対をしているのであれば反NHK党にしていただけないか』との打診というか注文が入った」と振り返る。

 結局、メディアで略称は「N国党」と報じられていたことで、「NHK」の3文字はあきらめていたが、その後も「NHK受信料を支払わない方法を教える党」「古い党」「裁判してる党弁護士法72条違反で」など変更を繰り返してきた。党名変更は総務省側も受理していたものの略称については「民主党」「自民党」「特になし」などは認められることはなかった。

 立花氏は「総務省は形式審査で実質審査をするところじゃないが、法律を無視して略称には、注文つけて認めてくれない。腐りきっているというのが我々の感覚。(略称NHKは)党名変更を繰り返し、完全に僕の押し切りですよね。NHK受信料問題をやっている政党と浸透したことで、『NHK党』、略称『NHK』になった流れです」と度重なる党名変更の末に勝ち取った「NHK」の3文字と胸を張った。