内部崩壊危機の神戸山口組 お盆明けにも大きな動きか

2020年08月09日 10時00分

 分裂から間もなく5年――。神戸山口組が存亡の危機に立たされている。

 7月になって井上邦雄組長の出身母体・山健組の約半数、岡山の池田組が離脱。他にも組幹部の引退情報も駆け巡っている。これで終わりそうにもなく、離脱者が相次ぐとの話もあり、予断を許さない。

 中田浩司組長(弘道会傘下組員への銃撃事件で勾留中)率いる名門・山健組の約半数の離脱は序章に過ぎなかった。

「山健組の中は、神戸山口組から出る組、出ない組で真っ二つに割れた。中田組長の派閥が主になって出た。一方、神戸山口組に残った山健勢も今も親分は中田組長としている。山健の半数が出ただけでも衝撃なのに、池田組までも続いたことで、神戸山口組の危機が浮き彫りになった」(暴力団事情に詳しい関係者)

 神戸山口組を結成するにあたって、主導的な役割を担ったのは井上組長(当時は山健組組長)、入江禎組長(宅見組)、寺岡修会長(侠友会)、池田孝志組長(池田組)、正木年男組長(正木組)の5人と言われている。その中の1人、そして2つの組がすでに離脱したというのだから、ただ事ではない。

 さらに不穏な情報も飛び交っている。

「すでに若頭補佐という重責を担う幹部がすでに引退したという話。また現時点で神戸山口組に籍を置いている幹部、組も引退や離脱という話が出ている。お盆明けに大きな動きがあるのではないかと言われている」(前同)

 一方の山口組は昨年、高山清司若頭が出所してから攻勢を強め「どんどん元神戸山口組などの組員を吸収してどんどん大きくなっている」(別の関係者)という。

 山口組分裂騒動はこの夏、大きく動きそうだ。