道路マニアのディープな世界 「セン無50規制道路」って何だ

2019年12月25日 16時00分

「セン無50規制道路」マニアのたこさん

 道路マニア界には「廃道」「酷道」「険道」など、細かいジャンルがあるが、超新星が現れた。

 先日行われた「道路Day3」(主催=道路写真家・のがなあつし氏)で、現役大学生のたこさん(19)が「セン無50規制道路」という新ジャンルを提唱した。たこさんが作った造語で「センターラインのない速度規制の50キロ道路」のことだ。

 日本では、一般道路の速度規制は60キロとなっている。これはグレードの高い道に設定されているものだ。国道や県道に多く見られる。50キロ規制となるのは、60キロ規制の次にグレードの高い道となっている。しかし、たこさんにとっては「ここ、50キロ規制では危ないでしょう?」となる。

 たこさんを不安にさせているのは「急に道幅が狭くなっているもの」や「道幅は広いのにセンターラインのない道」だ。前者は「ここで50キロ規制はおかしいでしょ!」、後者は「何でセンターラインが引いてないの?」となる。そういった道路は、日本に何か所もあるという。

 セン無50規制道路の要件をたこさんは「対面通行」であることや「センターラインが完全にない」こと。それから「50キロ規制」であることとしている。

 道路を調べる魅力について、たこさんは「センターラインのない速度規制50キロ道路は全国各地にあります。センターラインは交差(対向)するそれぞれの車を守るために設けられています。それがないということは、万一、事故が起きたときに責任の所在があいまいになってしまいます。また、道路の幅が急に狭くなる所とはとても危険。そのまま突っ込んで行ったら事故につながります」

 関東には山梨県や神奈川県、千葉県にある。

「九州は宝庫です。国道383号線がそれです。3キロ続くものは超ド級の珍しさになります。距離は短いけど、愛知県には民家の敷地の中を進むところもあります。近場は自転車で、遠隔地はグーグルマップなどで調べています」(同)

 何ごとも深く掘り下げているマニアの活動には驚かされるばかりだ。

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