米大リーグでドジャースの共同オーナーを務めるトッド・ボーリー氏らのグループがイングランド・プレミアリーグのチェルシー買収で合意したと英紙「デーリー・メール」など各メディアが一斉に報じた。買収費用は42億5000万ポンド(約6843億円)で英政府とプレミアリーグの承認を経て手続きが正式に完了するという。

 英政府はウクライナに侵攻したロシアのウラジミール・プーチン政権に近いとされたロシア人実業家のロマン・アブラモビッチ氏の資産を凍結することを決めたことなどから、同氏がオーナーを務めるチェルシーの売却案が浮上。米投資銀行のレイングループが入札を取りまとめ、ボーリー氏らが参加する投資家グループがクラブを買収することになった。

 総買収費用のうち、25億ポンド(約4030億円)はウクライナ支援など慈善事業に使われるという。残る17億5000万ポンド(約2813億円)はチェルシーに投資し、本拠地スタジアムの改修をはじめ下部組織、女子チームの支援に使われる。同紙は「売却は規制当局の承認を条件とし、5月下旬に完了する予定。詳細はその時に提供される」と伝えた。

 また、同紙は「大リーグのシカゴ・カブスを所有するリケッツ家は(入札の)早い段階で脱落した」と指摘し、ボーリー氏らが保有するドジャーズの〝勝利〟を伝えていた。