フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマール(29)が大手スポーツ用品メーカー「ナイキ」と契約解除した原因は、性的暴行疑惑だったようだ。

 ネイマールは長年良好な関係にあったナイキ社との契約を昨秋に終了して、ライバル企業のプーマと契約を締結した。

 この際にナイキ社は契約終了の理由を明かさなかったが、27日になって突如として声明を発表。ネイマールには2016年、同社の女性従業員に性的暴行を行った疑惑が浮上しており、同社が調査に乗り出した際に「調査への誠実な協力を拒否した」ため、ネイマールとのスポンサー契約を解除したと異例の発表をしたのだ。

 しかし、ネイマール側は猛反発。ブラジル紙「フォーリャ・デ・サンパウロ」に対して父親はナイキの声明を「恐喝」と激しく非難したうえで「2016年に起きたことに驚いた。とても不思議だ。ネイマールはこの女性さえ知らない。そして、この声明は私たちが去った後にナイキから来た」と疑惑を否定。同社の対応を批判した。

 世界的企業とスーパースターとの間でぼっ発した遺恨。今後の展開に注目が集まる。