危なげない戦いぶりだった。J1名古屋は、24日に仙台(パロマ)と対戦。後半20分にMF稲垣祥(28)が決勝ゴールを決め、1―0で勝利を収めた。

 マッシモ・フィッカデンティ監督(52)が「相手を圧倒できたゲーム。選手には素晴らしかったと褒めてあげたい」と振り返ったように、堅い守備陣がシュートをわずか1本に封じ、攻撃陣は仙台の壁を打ち破った。欲しいところで得点をもぎとった。

 川崎(18日、等々力)、横浜M(21日、日産)と実力のあるチームに敗れ、今季初の連敗を喫した。上位戦線に残るためには絶対に負けられない一戦だっただけに、大きな1勝となった。さらに、1995年シーズン以来、クラブ史上2度目となるホーム6連勝を成し遂げた。

 だが、稲垣が「もっともっと上の順位を目指していかないといけない」と語るなど、名古屋イレブンに浮かれる様子は見られない。リーグ戦も残り9試合。まだまだ勝ち点を上積みしていくつもりだ。