松山競輪GⅢ「開設72周年 金亀杯争覇戦」は3日、2日目を続開する。二次予選10Rには地元の大スター、渡部哲男(42=愛媛)が登場する。

 初日の一次予選8Rは前を任せた石原颯(21=香川)が組み立てを誤り後方に置かれる大ピンチ。それでも渡部は落ち着いていた。というか、もはや達観していたと言っていいのかもしれない。「やっぱりかって感じで。競輪祭もそうだったけど最近はいつも後方に置かれる。今年の最終バック率を計算したらわかると思うけど、かなりの確率。〝ああ、今日もまたか〟って。自分の流れの悪さに嫌気が差しましたよ(苦笑い)」

 だからと言って、石原に苦言を呈しているわけではない。「誤解してほしくないですが、石原からはすごく気持ちが伝わってきました。組み立てようと動いての後方だったから。何もしない7、8、9番手じゃなかったのはいいこと。次もありますから」と、石原の未来に期待を込めてポジティブに受けとめた。長らく自力で四国地区を背負ってきた渡部らしい、的確なフォローだった。

 悪い流れは底を打ったと信じたい。二次予選10Rは今シリーズ抜群の取鳥雄吾(26=岡山)を目標に得た。有形無形の地の利を味方に付け、地元の千両役者が存在感を示していく。