久留米競輪「GⅢ開設77周年記念 第32回中野カップレース」は6日、3日目を開催。10R準決勝では新山響平(32=青森)が持ち味を存分に発揮して世界チャンピオンの山崎賢人を倒し、決勝一番乗りを決めた。

 同期の阿部拓真が大外からSを取って前受けから運ぶ展開に。「ギリギリまで引っ張ってから駆けていきました」と今節連勝中の山崎を警戒しつつ、持つ距離から一気にペースを上げると、代名詞の突っ張り先行を披露して堂々と押し切ってみせた。

 今節は新車での戦い。日々、セッティングなど自身に合うものを探して試行錯誤している。「指定練習で乗ってからいじってみて、ちょっと良くなってましたね」。自転車の調整がハマったのも1着を後押し。「新しい自転車で体の動き方とかいろいろと試していますが、上向いたりして楽しいですね」。少しでも上積みを、と飽くなき向上心が新山響平という輪界を代表する徹底先行を生み出している。

 7日の決勝では「最近はいい競走が多い」と先行屋として認めている小堀敢太に前を任せる。一転して人の後ろでのレースになるが、そこもセッティングや乗り方など番手仕様にチェンジしてくるはず。目の前の一戦に最善を尽くすことに喜びをかみしめて、今年5V目を狙う。