久留米競輪のGIII「開設77周年記念 第32回 中野カップレース」(優勝賞金640万円)は7日、最終日12Rで決勝戦が行われ小堀敢太の先行に乗った新山響平(32=青森)が突き抜けて優勝。3月豊橋以来、通算8回目の記念制覇を達成した。
北日本の大黒柱が勝負どころで力を発揮した。前を任せた小堀が力いっぱい踏み込むと仕掛けるポイントを把握。別線の動きを眺め一気に番手から飛び出した。「(小堀の)突っ張るところや車間の切り方がうまかった。車間が詰まってきたしギリギリで踏んだ」と後輩の気持ちをくんだ一撃だった。
自力選手の気持ちは誰よりもわかる。昨年10月の松阪記念準決で小堀と初めて連係したが、そのとき感じた違和感は今回なかったという。「前回、小堀が良くなかったからキツめに言ったんです」。だからこそ自身も責任を背負い「自分が応えられないようじゃダメ。だからシビアにタテに踏んだ」と鬼にもなった。後輩の成長を勝利へと結びつけ、改めてその圧倒的な存在感を示した。
「今回は番手からの優勝。GIではそうもいかないし自力で勝てるように」と次に控える岸和田「高松宮記念杯競輪」(16~21日)へ向けて気持ちを込めた。












