【深谷知広の競rin世界挑戦】ナショナルチーム支える力強い組織「HPCJC」

2020年01月07日 16時01分

ニューカレドニアの地獄合宿に来ています!(撮影=深谷知広)

 みなさん、あけましておめでとうございます! 新年から海外合宿(ニューカレドニア)でバキバキにトレーニングしている深谷知広です。

 昨年は私にとって大きな変化のある一年になりました。その中でも最も目立っているのはワールドカップでのメダルラッシュだと思います。なので今回はその一番の要因であるナショナルチームでのトレーニングについて書こうと思います。

 私の投稿を定期的に読んでくださっている方ならこの前も書いてたんじゃない?と思うかもしれませんが、今回は表ではなく裏で我々のトレーニングを支えている組織についての内容です。

 その組織とはHPCJCです。「High Performance Center of Japan Cycling」の略で簡単にいうと日本のトラック自転車競技力の向上のためにつくられた組織です。修善寺に拠点を置き、我々のトレーニングのサポートをしてくれています。

 HPCJCが主に行っている活動として、我々の練習環境の整備でいえば、トレーニング中には常に理学療法士とマッサーが帯同、練習拠点にはメディカルルームも併設されています。なので突然のアクシデントにも対応でき、普段からコンディショニングを行うことで大会に行った際の調整もスムーズにできます。今まではスタッフが大会直前に来て選手の好み、生活パターン、不調やコンディショニングの方法を期間中に理解しての対応でした。でも現在は常日頃から観察してくれて大会期間中の選手のリクエストにも臨機応変に対応することが可能となり、我々のパフォーマンスアップにつながっています。機材面でも、常時メカニックがいて使用している機材の故障や改善点をメーカーに連絡して対応するレスポンスが格段に早くなりました。またバイオメカニックやオリジナルシューズのフィッティング技士を海外から招聘することで、自転車のセッティングでは感覚に頼らない最大限効率の良いポジションで乗車することができ、シューズも足にピッタリと合った物を履けるので自信を持って走ることができています。

 自転車選手、特に競輪選手はよく分かると思いますがセッティングや機材選びに迷うことがなくなる気持ちの楽さは計り知れません。それがこのHPCJCの活動によってサポートされており集中してトレーニングに励むことができるのです。

 その他にもメンタルコーチや栄養士とも必要があればいつでもビデオ会議などをすることもできます。機材面のみならずサポートされていて、現在のニューカレドニアでの合宿でも栄養士が帯同し、選手の食事管理をしてくれていて最強のトレーニング強度を支える栄養面もバッチリの体制となっています。

 これから残り2週間の強化合宿をこなした後、オーストラリアで直前の調整合宿を経て世界選手権に向かいます。事実上、東京五輪の出場選手選考最後にして最大の大会になるので、この地獄の合宿を乗り越えて全力で頑張りたいと思います!

※興味のある方は「HPCJC」で検索してみてください。

☆ふかや・ともひろ=1990年1月3日生まれ、愛知県出身。169・8センチ、79キロ。桜丘高卒業。競輪のトップ選手で自転車競技の日本代表。

主な自転車競技歴=オーストラリアユースオリンピックフェスティバルのスプリント、チームスプリント優勝。第62回国民体育大会スプリント優勝。第15回アジアジュニア選手権大会スプリント、ケイリン、チームスプリント優勝。今年2月アジア選手権大会1Kmタイムトライアル優勝。

主な競輪実績=史上最速S級特別昇級(デビューから56日)、史上最速GI初優勝(2011年6月高松宮記念杯)、寛仁親王牌(14年7月)のGI・2勝。ルーキーチャンピオンレース(10年4月)、ヤンググランプリ(10年12月)、西王座戦(12年2月)、サマーナイトフェスティバル(14年8月)優勝。

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