令和初のミシュランガイド 三重県が健闘したジャンルは?

2019年05月15日 16時25分

左から「寿司こま田」駒田氏、「寿司右江田」植田直季氏、「日本料理土方」土方(土に点)章司氏

 うまし国・三重の実力侮りがたし――。17日に発売される令和初のミシュランガイド「愛知・岐阜・三重2019特別版」出版記念パーティーが14日、愛知県・中部国際空港セントレア「FLIGHT OF DREAMS」で開催された。同ガイドブックにおいて愛知・岐阜・三重は国内でそれぞれ20、21、22エリア目となる。

 3県全域で三つ星は3軒(愛知2、三重1)、二つ星は14軒(愛知9、岐阜3、三重2)一つ星は51軒(愛知34、岐阜9、三重8)となったが、注目は星こそつかないものの「良質な食材で丁寧に仕上げており、5000円以下で楽しめる、価格以上の満足感が得られる料理」という「ビブグルマン」102軒の分布だ。

 いわゆる“安くてうまい店”というわけだが、市町村別で見ると三重県勢の存在感が目立つ。

 内訳トップは人口約230万人の名古屋市で28軒。これは当然としても、2位から5位までをすべて三重県勢が占めているのだ。2位は約16万人の松阪市で10軒。以下約28万人の津市が8軒、7軒で約13万人の伊勢市と約31万人で三重最大の都市・四日市市が続く。愛知県の人口約755万に対し、三重県は約182万人。この比率から見ても、三重県の健闘ぶりがわかる。

 この結果を生んだのは海の幸に代表される良質な食材と、伊勢神宮を中心とした観光地としての存在感。今年の大型GWで三重県を訪れた観光客は「延べ300万人を突破」(鈴木英敬三重県知事)。昨年比約42%の増加となり、国際観光都市として人気がますますアップ。これが料理の質を高めているのは間違いない。

 三重県から唯一の三つ星に評価された寿司・こま田(伊勢市)の駒田権利氏は「手に汗をびっしょりかいてます…。来て良かったと思われるようにこれからも頑張りたい」と緊張の面持ちで話した。食も観光も充実している三重。今後さらに訪れる人が増えそうだ。