ボクシング 異例の「出張」プロテストで8冠・中垣龍汰朗&松本圭佑がB級合格

2020年03月04日 20時09分

出張プロテストに合格した松本圭佑(右)と中垣龍汰朗

 ボクシングのプロテストが4日、横浜市内の大橋ジムで行われ、アマチュアで国内外8冠の中垣龍汰朗(20)と、松本好二トレーナー(50)の長男・圭佑(20)が揃ってB級に合格した。

 プロテストは通常、夜にボクシングの興行がある日の昼間に東京・後楽園ホールで行われる。2人のテストも当初は11日に予定されていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月の興行が全て中止になったことで、テストの日程も白紙になってしまった。

 このためにボクシング未経験者やアマで「全国大会上位」などの実績がないボクサーが受験する「C級」は、約40人のテストの日程が決まらず、待機を強いられている状態だという。

 この日の2人はともにアマチュアでの実績から「B級」の受験。筆記試験の後、中垣がスーパーフライ級で松本がスーパーバンタム級と階級が近いこともあって、両者が3ラウンドのスパーリングを行い、その後シャドーを実施した。

 受験者が年々減っていく中で、さらにテストも行われないとなると、せっかくプロボクサーを目指す気になった若者が目標を失って受験をやめてしまう可能性もある。そうならない方策を探る中で、この日の「出張テスト」は行われた。

 異例の形とはいえ、晴れてプロボクサーとなった2人はそれぞれ「スピードはトップ(レベル)で通用するものがあると思うし、パンチをもらわずに当てる技術はたけてると思う」(中垣)、「試合では一発ももらわずに会場を沸かせたい」(松本)と意気込みを語った。

 2人のデビュー戦は5月28日、後楽園ホールでの実施が予定されている。