村田諒太 決戦2週間前でも減量をしない理由

2019年06月28日 16時30分

 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(7月12日、エディオンアリーナ大阪)で王者のロブ・ブラント(28=米国)とのリターンマッチに臨む同級4位の村田諒太(33=帝拳)が27日、決戦約2週間前となっても減量を開始していないことを明らかにした。

 この日の練習終了後、報道陣に対応した村田の足元は、したたる汗であっという間に“池”ができた。ひと昔前のボクサーだと、この時期は食事はおろか水分もまともに取れなかったが、村田は「食事もしっかり取れていますし、減量は1週間前ぐらいからでいい」と話す。

「減量期」になると体重を落とすことがメインになるため、どうしても練習の質は落ちる。裏を返せば、その期間を少なくするとそれだけ長く質の高い練習ができる。今回は米国から呼んだスパーリングパートナーも来週末まで滞在し、試合1週間前まで密度の濃い練習を行う予定だ。

 村田は「今は早くリングに上がりたいと思う」と話したが、これはどの試合前でも抱く感情。ただしその際の心理状態は2種類あり、一つは「苦しみから解放される」という“逃げ”のような状態だ。それが今回は「ボクシングの調子がいいから早くリングに上がりたい」というから、好調ぶりがうかがえる。

 一方のブラントは米国で早々にスパーリングを打ち上げて28日に来日。いよいよ決戦へのカウントダウンが始まる。