人気アイドルグループ「乃木坂46」のアンダーメンバー17人が28日、東京・立川ステージガーデンで「乃木坂46 28thSG アンダーライブ」最終日公演を開催した。

 グループからの卒業を発表している2期生・寺田蘭世(23)は、この日がラストステージ。関係者によれば、12月12日の「君に叱られた」のオンラインイベントをもって卒業することも明らかになった。

 寺田は2期生として2013年に加入。カップリング曲「ボーダー」やアンダー曲「ブランコ」「滑走路」でセンターを務め、17thシングル「インフルエンサー」や20thシングル「シンクロニシティ」で選抜メンバー入りした。グループのファッションリーダー的存在でもあり、コラムニストとしても活躍している。

 アンコール後、1人で登場した寺田は「私自身はうれしい気持ちでいっぱいです。ここに来ても悔いが何一つなくて、すがすがしい気持ちでいっぱいで、楽しかったなと明るい気持ちでいっぱいです」と、心から最後のライブを楽しんだことを明かした。

 この日を「感謝を伝える日にしたいと思っていた」という寺田。14歳の中学生で加入してから9年間を振り返り「スタッフの皆さん、こんなに大きくなりました。何年も何年も仲良くしてくださり、支えてくださりありがとうございました」と頭を下げた。

 「魅力的で優しい人ばかり」という現役&卒業を含めたメンバーに対しても感謝し、「大好きなグループで、これからも優しくしてください」とお願い。ファンには「皆さんがいたからここまで来れたのはまぎれもない事実です。今までの私の行動で見せれたと思うので、悔いはない。皆さんに伝わってればいいなと思います。長生きしてほしいなと思います。重く感じるかもだけど、それぐらい私には大切な存在でした。何年後も蘭世を推してよかったと思ってもらえたら」と伝えた。

 最後に「本当にたくさんの愛をありがとうございました。これからももっともっともっと魅力的な女性になって、もっともっと幸せになりたいと思います」と誓った。

「もう何一つ後悔はない」とまで口にした寺田だが、同期や後輩たちが涙する姿を見ると、「すごく私自身はすがすがしいんですけど、泣いてくれたり目に訴えてくるものがあるとちょっと寂しいし、不思議な気持ち」と吐露。それでも「乃木坂46の寺田蘭世ではなくなるけど、一人の寺田蘭世としては、何十年も生きると思うから、また会えるから!」と笑顔を見せた。

 最後にメンバー1人ひとりから花束を受け取った寺田。最後に「たぶん強がりだから、もしかしたら最後の最後まで強がってるかもしれません。帰ったあとに1人で泣いてるかもしれません。でも、そんな私を愛してくれて見つけてくれて出会ってくれて、本当にありがとうございました。これからも、もっともっと幸せでもっとカッコよくてイケてる女性になると思うので、応援してくれてたらうれしいです。たくさんの愛をありがとうございました」と語った。