歌舞伎俳優の市川海老蔵(44)が31日に「市川團十郎」の13代目を11月に襲名すると発表した。歌舞伎界トップの大名跡が9年9か月ぶりに復活する。ただ、海老蔵は義姉で元TBSアナウンサーの小林麻耶(42=國光真耶と改名)から〝ウラの顔〟を暴露されてイメージダウン。今後の焦点は、11月に控える晴れ舞台に向け、〝麻耶砲〟が再び炸裂するかだが、すでに火種があって――。

 松竹は31日、海老蔵が市川團十郎を襲名する披露公演を11、12月に東京・歌舞伎座で開催すると発表した。市川團十郎の復活は、海老蔵の父である12代目が2013年2月に死去して以来、9年9か月ぶり。襲名は当初20年5月に予定されたが、コロナ禍で延期されていた。

 市川團十郎は歌舞伎界トップの大名跡。海老蔵は「13代目市川團十郎白猿」を名乗り、長男堀越勸玄くん(9)は「8代目市川新之助」を襲名して初舞台を踏む。

 海老蔵は「私、勸玄共に、まだまだ芸道未熟ではございますが、歴代の團十郎、市川宗家の名を辱めることのないよう、心新たに努力精進する所存でございます」などと声明を発表した。

 ただ、懸念材料がある。義姉で元TBSアナの小林が、パートナーで整体師の國光吟氏とともに3~4月、ブログなどで海老蔵のウラの顔を次々と暴露したことだ。妻の麻央さんが17年に死去後、海老蔵はシングルファザーとして4代目市川ぼたん(10=長女麗禾ちゃん)と勸玄くんを育てて好感度をグンと上げたが、実際は麻耶と麻央さんの母が世話をしていたなどと小林は主張。また、歌舞伎俳優としての資質を疑問視した。

 また、3月発売の「女性セブン」は、海老蔵がSNSのDM(ダイレクトメッセージ)を駆使してナンパしていたと報道。一連の騒ぎで海老蔵のイメージは大きくダウンした。その後、小林はブログの更新を終了。それに伴い、海老蔵への批判も終わった。5月以降は有料版noteを更新している。

 今後の焦点は、11月に控える一世一代の晴れ舞台に向け、〝麻耶砲〟が再び炸裂するかだが…。

「小林さんは今、noteで、愛の大切さを唱え、國光さんが手がけるオメガヒーリングをすすめています。ただ、アンチからnoteのコメント欄に誹謗中傷を書かれ続けるため激怒。5月下旬ごろにコメント欄を閉鎖したんです」(知人)

 小林は3~4月、ブログのコメント欄に海老蔵のファンから誹謗中傷が殺到したと主張。これをやめるよう海老蔵にも再三求めていた。

「無料のブログで誹謗中傷され、有料のnoteでもそれが続いた格好です。だから、小林さんの怒りが、このたび決まった襲名披露公演に向きかねないと懸念されています。いかんせん、ブログ上でそうだったように怒ると何を主張してくるか分からないので…」と前出知人は首をすくめた。

 小林の海老蔵に対する批判は徐々に〝鎮火〟したが、すでに〝再噴火〟の火種はあるようだ。