岸田首相の最終演説がカオスに 無所属候補〝乱入〟に怒号飛び交う

2021年10月30日 21時00分

込山洋氏(右)は、岸田文雄首相の演説最中に負けじと演説(東スポWeb)
込山洋氏(右)は、岸田文雄首相の演説最中に負けじと演説(東スポWeb)

 衆院選(31日投開票)最終日となった30日、東京3区に自民党から立候補している石原宏高氏(57)の街頭演説会がカオスに陥った。岸田文雄首相(64)が応援に駆け付けた中、無所属候補の行動に聴衆から怒号やヤジが飛び交う事態となったのだ。

 大井町駅阪急大井町ガーデン前は500人を超える立錐の余地がない聴衆で埋め尽くされた中、「うるさい!」「聞こえない!」「邪魔だ!」と怒りの声が一斉に上がった。自民党の選挙カーの前で、スピーカーとのぼりを手に「無所属候補を差別するな! 私も300万円の供託金を払っているのになぜ政見放送がないのか!!」と訴えたのは、隣の東京7区から無所属で立候補している込山洋氏(47)だ。

 込山氏によれば、自民党の街頭演説会が始まる前から場所取りしており、自身の街頭演説を予定していた。公職選挙法では立候補した選挙区外での活動は認められており、自民党側もしぶしぶ了承したという。

 その後、岸田首相が演説するとあって、会場は見る見ると聴衆で膨れ上がり、込山氏の周りも人だらけになってしまった。それでも込山氏はひるむことなく、街頭演説を開始。

 岸田首相が演説を始めた際には音楽を流しながら「岸田首相!! 選挙が近くなれば適当な公約を掲げ、どれだけの人の命が失われたのか。現場にいる都議会議員は恥を知れ!」と込山氏は叫び、ヒートアップ。岸田首相の政見が全く聞こえなくなり、聴衆の怒りはマックスに達したが、込山氏はお構いなしで演説を続行した。

 演説会終了後、込山氏は「妨害するつもりはありませんでした。(聴衆から)2回蹴飛ばされましたよ。『帰れ、くたばれ』と暴言を浴びたが、私も候補者で、どんな圧力にも屈しない。最後はスマイルですよ」と話した。

 込山氏はスマイル党党首のマック赤坂・港区議(73)の私設秘書で、〝スマイルの伝道師〟を自認している。マック氏は安倍晋三元首相や小池百合子都知事の街頭演説会に乗り込み、選挙制度や大手メディアが泡沫候補を扱わない不公平さを訴え続けた過去がある。

 弟子に当たる込山氏も血は争えないとあって、岸田首相への直接のアタックとなったが、現場は大混乱に陥る事態となった。

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