7月23日に開幕した東京五輪で日本勢の金メダルラッシュが見られる一方で、国民の我慢は限界に達している。

 東京都の新規感染者は5日連続で3000人を超えるなど、全国各地で右肩上がりで増加。2日からは東京都に加え、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県にも緊急事態宣言が発令される。さらに、全国知事会は1日、夏休み中の都道府県境をまたいだ旅行や帰省を原則中止、または延期するよう求める国民向けのメッセージを発信した。

 この判断にネット上では不満の嵐。ツイッターでは「原則中止」がトレンド入りし「国境をまたぐ運動会は原則中止を」「国境をまたいで行われている五輪が中止されないのは何故ですかねえ?」「どんな神経してたら、五輪をやっているのに県をまたいでの移動を原則中止にできるわけ?」などと批判の声が相次いでいる。

 菅義偉首相はかねて「五輪中止の選択肢ない」との考えを示しているが、果たして国民の理解を得られることはできるのだろうか…。