病気療養のため降板した深田恭子(38)の代役として、女優・比嘉愛未(35)が主演を務めるフジテレビ系ドラマ「推しの王子様」(7月15日~)の撮影現場を20日、キャッチした。

 比嘉が演じるのは乙女ゲームを手がけるベンチャー企業の社長・日高泉美役。共演の渡邊圭祐演じる五十嵐航を理想の男性に育て上げるため奮闘するロマンティック・コメディーだ。

 都内のビルで行われたこの日の撮影では共演者らに明るく振る舞って雰囲気を盛り上げるなど、主役として現場をリード。存在感を見せつけた。

 比嘉は現在放送中のドラマ「にぶんのいち夫婦」(テレビ東京系)でも主演を務めているが、撮影のメドがついたことで、今回の急なオファーを受諾した。

 芸能プロ関係者は「深田さんの病気降板という事情があったこともあり、比嘉さんは本当に時間がなかったにもかかわらず、快くオファーを受けてくれました。スタッフは比嘉さんに感謝すると同時に、キャスト、制作陣は深田さんのことを思って一致団結して現場に臨んでいます」。

 この日は、船越英一郎演じる大手アウトドア・メーカー社長に、乙女ゲームの次回作への出資をかけ合うシーンなどを撮った。定番のサスペンスではなく約15年ぶりにラブストーリーに参加することになった船越は、真剣な表情でスタッフと何度も入念にやり取りしていた。

 他にも比嘉の会社の副社長役のディーン・フジオカも撮影に参加した。どこで情報を仕入れたのか、現場にはファンも駆け付けていた。